予防歯科について

予防で大切なのは、「定期的に歯科医院で歯石を取ること」と「毎日の歯みがき」です。歯の予防は、患者さんと歯科医師の二人三脚で行うのが本来あるべき姿だ、と当院では考えています。 「歯科医院に来て歯石を取る」。これをマラソンに例えるなら、「スタートに着いたところ」です。歯石を取らずに一生懸命歯みがきだけをしているようでは、いつまでたってもレースに参加できません。 本来のコースを走るためにも、まずは定期的に歯科医院へ来てください。そして、4ヶ月間、自分で走って(=歯をケアして)ください。これがマラソンでいうところの「ゴール」です。そして、検診を兼ねて歯石や汚れを取り、また新しい「スタート」に立ちましょう。この繰り返しが「予防治療」です。
80歳までに20本以上の歯を残しましょう

大人の口の中には、親知らずを除いて合計28本の歯があります。 80歳までに20本以上の歯を残していれば、一生涯おいしい食事を楽しむことができ、全身の健康に繋がります。 このため、厚生労働省や日本歯科医師会は、歯を長く健康に保つことを目指した「8020運動」を推進しています。 むし歯や歯周病にならず健康な歯を維持することで、いつまでも豊かな人生を送ることができます。 そのためには、若い頃からの口腔ケアの習慣が重要です。 健康的な生活を送るために、日々の口腔ケアを大切にしましょう。
歯科医院で行う予防ケア
スケーリング
スケーリングは、歯や歯茎に付着した歯石を取り除く処置です。
超音波スケーラーという器具で歯石を分解し、綺麗に取り除いていきます。

PMTC
PMTCは、国家資格を持った歯科医師や歯科衛生士が専用の器具を使って、ご自身では取り除ききれない歯の表面の汚れを徹底的に磨き落とします。
歯の表面に付着するバイオフィルムは、通常の歯ブラシでは取り除きにくく、放置すると虫歯や歯周病の原因となることがあります。

フッ素塗布
フッ素はむし歯の予防や歯の再石灰化を促進する効果があるため、定期的に塗布することでむし歯を予防することが出来ます。

フッ素塗布
むし歯などの痛みが出てから歯科医院を訪れるのではなく、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることをおすすめします。自宅でのブラッシングだけでは、磨き残しや歯垢、歯石を完全に取り除くことは難しく、また、歯周病のように自覚症状がないまま進行する病気もあります。
3ヵ月を目安に定期的に口腔内のメンテナンスを行うことで、清潔でトラブルのない健康な口腔状態を保つことができます。
